引っ越しの準備、お疲れ様です。荷造りや住民票の移動で手一杯の中、「そういえばバイクのナンバープレートってどうするんだっけ?」と不安になっていませんか?
「わざわざ役所に行く必要があるの?」
「前の住所で廃車手続きをしてからじゃないとダメ?」
結論から言います。
バイクの手続きは、あなたのバイクの「排気量」と「引っ越し先」によって、行くべき場所も手続きの難易度もガラリと変わります。
ここを間違えると、せっかく窓口に行ったのに「管轄外です」と門前払いされたり、無駄に旧居と新居を往復することになりかねません。
この記事では、最も手軽で賢い手続きルートを、排気量別にわかりやすく解説します。
まず確認! バイクのナンバープレート変更は「排気量」で場所が違う

手続きを始める前に、必ず愛車の排気量を確認してください。これによって行き先が完全に異なります。
- 125cc以下(原付一種・二種):行き先は「市区町村役場」です。
- 126cc以上(軽二輪・小型二輪):行き先は「運輸支局(陸運局)」です。
まずは、最もユーザー数の多い「原付(125cc以下)」のケースから見ていきましょう。
【排気量別】手続きに必要な書類・費用・流れ

1. 原付(125cc以下)の手続き
原付バイク(白・黄・ピンク色のナンバープレート)の手続き場所は、お住まいの市区町村役場です。
しかし、引っ越しのパターンによって「ナンバープレートの変更が必要かどうか」が変わります。
同じ市区町村内で引っ越す場合
- ナンバープレート変更: 【不要】
- 手続き: 転居届(住民票の住所変更)を出せば、自動的にバイクの登録住所も変わる自治体がほとんどです。
- 注意点: ナンバープレートはそのままでOKですが、自賠責保険の住所変更は別途必要です。
他の市区町村へ引っ越す場合(市外への転出)
- ナンバープレート変更: 【必須】
- 手続き: 旧住所のナンバープレートを返納し、新住所のナンバープレートをもらう必要があります。
★おすすめの手順(ベストな解決策)
おすすめは「新居の役所でまとめて手続きです!
わざわざ旧住所の役所に行く必要はありません。
多くの自治体では、新居の役所で「旧ナンバーの廃車」と「新ナンバーの登録」を同時に行うことができます。これを活用すれば、役所へ行くのは1回だけで済みます。
原付の手続きに必要なものリスト(125cc以下)
| 必要なもの | 備考 |
| 1. ナンバープレート | バイクから取り外して持参します(プラスドライバーが必要)。 |
| 2. 標識交付証明書 | ナンバー取得時に発行された書類。紛失している場合は窓口で相談可。 |
| 3. 本人確認書類 | 免許証、マイナンバーカードなど。 |
| 4. 印鑑(認印) | サインでOKな自治体も増えましたが、念のため持参が安全。 |
注意:
125cc以下のバイクの手続きは「陸運局」ではありません。間違えて陸運局に行っても一切手続きできませんので、必ず「市区町村役場(税務課など)」へ向かってください。
2. 126cc以上(中型・大型)の手続き
ここからは、126cc以上(126cc〜リッターバイクまで全て)の手続きです。
行くべき場所は市役所ではなく、新居の住所を管轄する「運輸支局(陸運局)」です。
※運輸支局は平日(月〜金)の昼間しか開いていません。
【クラス1】126cc〜250cc(軽二輪)の場合
車検がないこのクラスは、「軽自動車届出済証」がメインの書類です。
| 必要なもの | 詳細・備考 |
| 1. 軽自動車届出済証 | バイクに積んでいる大事な書類。原本が必要。 |
| 2. 住民票 | 発行から3ヶ月以内のもの(マイナンバー記載なし推奨)。 |
| 3. ナンバープレート | 管轄が変わる場合のみ必要。外して持参。 |
| 4. 自賠責保険証 | 住所変更の確認で求められる場合あり。 |
| 5. 印鑑(認印) | 申請書への押印用。 |
【クラス2】251cc以上(小型二輪)の場合
車検があるこのクラス(400ccや大型バイクなど)の手続きです。
| 必要なもの | 詳細・備考 |
| 1. 車検証 | 有効期限内のもの。 |
| 2. 住民票 | 発行から3ヶ月以内のもの(マイナンバー記載なし推奨)。 |
| 3. ナンバープレート | 管轄が変わる場合のみ必要。外して持参。 |
| 4. 印鑑(認印) | 申請書への押印用。 |
| 5. 手数料納付書 | 現地で入手・記入します。 |
★ここがポイント(朗報)
車(四輪)と違い、バイクには封印がないため、バイク本体を陸運局に乗っていく必要はありません。
ナンバープレートと書類だけを持って、電車や車で行っても手続き可能です。
車庫証明(保管場所届出)は必要?
- 手続き窓口での提出: 【原則不要】
- 法律上の義務:【必要(対象地域のみ)】
- 手続き自体は車庫証明なしで完了しますが、法律上は変更から15日以内に管轄の警察署へ届け出る義務があります。
バイクのナンバープレートを変更しないとどうなる?(罰則とリスク)

「忙しいから、前の住所のナンバーのままでもいいかな?」
そう思う気持ちは分かりますが、放置すると以下のようなリスクがあります。
1. 法律上の期限は「住所変更から15日以内」
道路運送車両法により、住所が変わってから15日以内に変更手続きを行うことが義務付けられています。違反した場合、法律上は「50万円以下の罰金」の対象となる可能性があります。
2. 税金の通知書が届かないトラブル
毎年5月に届く「軽自動車税」の納付書は、車検証(または登録証)の住所に送られます。住所変更をしていないと、納付書が旧居に届いてしまい、未納扱いとなって延滞金が発生するケースが多発しています。
郵便局の転送サービスを使っていても、1年で期限が切れるため、早めの変更が安全です。
役所に行けない時は?(代理人・ディーラー依頼)

「役所や陸運局に行きたいけれど、平日の日中は仕事でどうしても抜けられない」
そんな場合は、以下の2つの方法で解決しましょう。
1. 家族や友人に代わりに行ってもらう(代理人)
本人の代わりに、家族や知人が窓口に行くことが可能です。
- 原付(市役所): 同居の家族なら身分証だけでOKな場合が多いですが、別居の場合は「委任状」が必要です。
- 126cc以上(陸運局): 「委任状」が必須です。国土交通省のサイト等からダウンロードし、所有者が記入・押印したものを持参してもらってください。
2. バイクショップに行政書士代行を依頼する
近所のバイク屋さん(または購入店)に依頼すれば、面倒な手続きを丸投げできます。
- 費用の目安(代行手数料):
- 原付:3,000円〜8,000円程度
- 中型・大型:5,000円〜15,000円程度※店舗により異なります。

陸運局まで遠かったので行政書士に依頼しました
忘れがち! 自賠責保険と任意保険の住所変更もセットで

ナンバープレートを変更したら、必ず保険の登録情報も変更してください。
自賠責保険の変更手順
- 保険会社を確認: 自賠責保険証明書で加入会社をチェック。
- 連絡: 代理店(バイク屋)またはサポートセンターへ連絡。
- 情報更新: 「新しいナンバー」と「新しい住所」を伝えます。
★ステッカー(シール)の注意点
自賠責保険のステッカーは無理に剥がすと破れます。住所変更の手続きをすれば、新しいステッカーを無料(または少額)で再発行してもらえることが多いので、無理に貼り替えず再発行を依頼するのがおすすめです。
現在、多くの保険会社が「One-JIBAI」という共通システムを導入しており、スマホやPCから24時間申請が可能です。
- 場所: 契約している保険会社の公式サイト内の「自賠責保険のお手続き」ページ
- 流れ: サイト上で必要事項を入力し、保険証券などの画像をアップロードします。
- 受取: 約1週間ほどで自宅に郵送されます。
- 費用: 基本的に無料です。
まとめ:引っ越しが決まったらまずは「排気量」の確認から

バイクの引っ越し手続きは、整理すればシンプルです。
- まずは「排気量」を確認する(125cc以下なら市役所、126cc以上なら陸運局)
- 必要書類を揃える(住民票、ナンバープレート、標識交付証明書/車検証など)
- アクションを起こす(平日窓口へ行くか、委任状で代理人に頼む)
新しい街でのバイクライフを気持ちよくスタートさせるために、まずは書類の準備から始めてみましょう!

