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「青切符なら金払えばいいや」ではダメなんです

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「青切符なら金払えばいいや」と思ってる? 自転車通勤のあなた、即・前科ですよ

「2026年から自転車にも青切符が導入されるらしい」そんなニュースを聞いて、「じゃあ、反則金払えば前科つかないってことね。ラッキー」なんて思ってませんか?

ちょっと待ってください。それ、完全に誤解です。

2024年11月から道路交通法が改正されて、自転車の「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」が厳罰化されました。でも、青切符はまだ導入されていません。つまり、今この瞬間も、自転車で捕まれば問答無用で「赤切符」なんです。

赤切符ってことは、前科がつく可能性があるってことです。

大阪では初日から「検挙祭り」が始まっていた

11月1日の改正施行日、何が起きたか知ってますか?大阪府警は初日の朝だけで酒気帯び運転の疑いで6件を捜査し、うち1件は即座に赤切符を交付しました。50代の男性が午前5時過ぎに酒を飲んで自転車を運転したケースです。

さらに守口市では、酒気帯び状態の50代男性が自転車で別の自転車に衝突する事故まで起こしています。

そして11月13日には、大阪府警が過去最大規模の一斉取り締まりを実施しました。わずか約2時間で1000件超の違反を摘発したんです。この日だけで何人が赤切符を受け取ったのか。想像するだけで背筋が寒くなりませんか?

施行から1年後のデータを見ると、大阪府だけで706人が酒気帯び運転で検挙されています。全国ではもっと多いでしょう。そして、これは「酒気帯び」だけの数字です。信号無視や一時不停止など、他の違反も含めたら膨大な数になります。

なぜ青切符じゃなくて、今は「赤切符」なのか?

自動車の場合、比較的軽微な違反なら青切符が切られて、反則金を払えば刑事罰にはなりません。でも、自転車には青切符制度が存在していないんです。2026年4月に導入予定とされていますが、それまではすべての違反が赤切符対象です。

赤切符が交付されると、こんな流れになります。

  1. 警察で調書を取られる
  2. 検察に書類送検される
  3. 略式起訴される(悪質な場合は正式裁判)
  4. 裁判所で罰金刑が言い渡される
  5. 前科が付く

罰金刑も立派な刑事罰です。執行猶予がつく懲役刑や禁固刑とは違って、罰金を払ったら終わりではありません。前科は一生消えません。

大阪簡易裁判所に出頭した人の体験談を見ると、「自転車の信号無視で即、赤切符」「程度こそあれ即、前科一犯になりうる」と書かれています。たかが信号無視で前科者です。

就職や転職で「前科の有無」を聞かれたとき、「はい」と答えなければいけません。賃貸契約で警察の身元照会があれば、そこにも記録が残っています。

「俺は大丈夫」と思っているあなたが一番危ない

「酒気帯び運転なんてしないし、スマホもいじらない。だから関係ない」そう思ってませんか?

でも、赤切符の対象はそれだけじゃないんです。信号無視、一時不停止、逆走、無灯火、二人乗り、傘さし運転。これ全部、赤切符対象です。

大阪府警が実施した信号無視の緊急取り締まりでは、わずか2日間で87人に赤切符が交付されています。愛知県でも悪質な信号無視に対して13件の赤切符が切られました。

朝の通勤ラッシュで急いでいるとき、「まだ黄色だし」とか「車来てないし」なんて思って交差点に進入していませんか?それ、完全にアウトです。

警察は今、自転車違反を本気で取り締まっています。なぜなら、自転車事故の増加が社会問題化しているからです。対自動車の事故が77%、対自転車が4.3%、対歩行者が4.4%。そして自転車側が交通ルールを守っていれば防げた事故が多数を占めています。

つまり、警察は「見せしめ」として厳しく取り締まる方針に転換したんです。

「前科リスク」から自分を守るスマートな選択

ここまで読んで、「じゃあどうすればいいんだ?」と思ったあなた。答えは簡単です。まず、自転車の交通ルールを完璧に守ること。当たり前ですが、これが大前提です。

でも、人間はミスをする生き物です。急いでいるとき、疲れているとき、ついうっかり信号を見落とすことだってあるでしょう。

だからこそ、「捕まらない工夫」ではなく、「リスクを下げる装備」に投資するべきなんです。

あなたが今すぐ買うべき3つのアイテム

1. 明るい前照灯と尾灯
無灯火は一発で赤切符対象です。自動点灯式のLEDライトなら、つけ忘れもありません。夜間の視認性が上がれば、事故そのものを防げます。これは「安全装備」ではなく、「安心装備」です。

2. ヘルメット
義務化されたヘルメット。「ダサい」と思ってませんか?でも、頭部損傷で亡くなった自転車乗りの90%がヘルメット未着用でした。ヘルメットをかぶっていない場合、致死率は約2倍です。ヘルメットは「命の保険」であり、「賢い選択のシンボル」でもあります。

3. 自転車保険
もし事故を起こして相手に怪我を負わせたら?数千万円の賠償請求が来ることもあります。保険に入っていれば、金銭的リスクはカバーできます。そして、万が一赤切符を切られて裁判になったとき、「保険に入って安全意識が高い」ことは情状酌量の材料になります。

これは「安全を買う」のではなく、「ステータスを買う」こと

なぜ高級車に乗る人がいるのか?それは、単なる移動手段としてではなく、「自分は合理的な判断ができる大人だ」というステータスを買っているからです。

自転車も同じです。正しい装備を揃えることは、「私は法律を守り、リスクを理解している賢い大人です」というメッセージを発信することなんです。

職場で「あいつ、ヘルメットかぶってるよ。真面目だな」と思われるか、「あいつ、信号無視して赤切符もらったらしいぜ」と噂されるか。どちらの評価を受けたいですか?

まとめ:賢い大人の選択をしよう

青切符制度が導入されるのは2026年4月です。それまでは、どんな軽微な違反でも赤切符。前科のリスクがあります。

「そんなの運が悪かっただけだろ」と思うかもしれません。でも、大阪だけで1年間に706人が酒気帯び運転で検挙され、わずか2日間で87人が信号無視で赤切符を受け取っています。これは「運」の問題じゃないんです。

自転車通勤は、健康にもいいし、満員電車のストレスもありません。でも、それは「正しく乗っている」という前提があってこそです。

今この瞬間から、あなたは選択できます。

前科リスクを抱えたまま通勤を続けるか、それとも数千円の投資で「安心」と「ステータス」を手に入れるか。

賢い大人なら、どちらを選ぶか明らかですよね。

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