日差しが強い日のツーリング。サングラスをかけるのもいいけれど、ヘルメットの中でズレたり、トンネルに入ったときの視界調整に手間取ったりした経験、ありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが「インナーバイザー付きヘルメット(=インナーサンシェード付きヘルメット)」。
筆者自身も長年、SHOEI GT-Air(初代)を愛用してきましたが、このインナーバイザー機能のおかげで、日差しの強いツーリングでも視界が安定して、本当に助けられました。
この記事では、ツーリング派ライダー向けに、今選べるインナーバイザー付きヘルメットを厳選して比較。
実際の使用感も交えながら、各モデルの違いや選び方をわかりやすくご紹介します!
インナーバイザー付きヘルメットのメリット・デメリット

✔️メリット
- サングラス不要で荷物が減る
- トンネルや夕方など、急な明暗変化にも即対応
- グローブをしたままでも操作しやすい
- スタイリッシュな印象になるモデルも多い
❌デメリット
- 機構が複雑になるため、若干重量が増す
- モデルによっては風切り音やフィット感に影響が出ることも
- 「暗すぎる」「視界がゆがむ」と感じるユーザーも
インナーバイザー非搭載モデルという選択肢
実は、Araiなど一部メーカーは安全性重視の観点から、あえてインナーバイザーを搭載していません。例えば:
- Arai RX-7X / ラパイドネオなどは、バイザーのないシンプルな構造を貫いています。
- 別売りのスモークシールドや、可視光調整シールド(VAS-V MVシールド)などを使えば、外付けでの対応も可能です。
インナーバイザーがない分、構造強度が高く、軽量で視界もクリア。走行中の安心感を重視するライダーにはこちらも根強い人気があります。
【比較表あり】インナーバイザー付きヘルメットおすすめ4選

モデル名 | タイプ | サンシェード操作方式 | 静音性 | 重量(目安) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
SHOEI GT-Air3 | フルフェイス | スライドレバー(左側) | ◎ | 約1,500g | 安定感・静音性に優れたSHOEIの最新作 |
OGKカブト RYUKI | システム | ボタンスライド式(上部) | ◯ | 約1,650g | コスパ重視&あごが開く便利系 |
HJC RPHA 70 | フルフェイス | レバー操作(上部) | ◯ | 約1,480g | 軽量・欧州デザインで人気急上昇 |
YAMAHA YJ-20 ZENITH | ジェット | スライドレバー(側面) | △ | 約1,400g | 通勤・街乗り向け、価格も控えめ |

各モデルのざっくりポイントと口コミ紹介
🔹 SHOEI GT-Air3(SHOEIの集大成)
GT-Air初代から愛用してきた筆者としても、静音性・フィット感・バイザーの使い勝手すべてにおいて完成度が高く、間違いなく「長距離ツーリング向けの決定版」と言えるモデルです。
口コミ抜粋:「風切り音が本当に少なくて、100km/h巡航でも快適」「GT-Air2よりサンバイザーの視界が広くなった感じ」
主人がGT-Airを持っています。
バイザー付朝昼晩のどの時間帯でも視界がいいというのが一番のメリットですね!
他のヘルメットはミラーシールドやスモーク色のシールドを付けていますが、夜間はやはり視界が悪いので、ちょっと使いにくいです。
都会の道ならまだ明るいですが、田舎道や山道の場合は本当に視界が悪く危険です。
🔹 OGKカブト RYUKI(コスパ重視派に◎)
システムヘルメットながら重量もそこそこで、バイザーの動作もスムーズ。2万円台〜という価格帯でこの装備は驚異的です。
口コミ抜粋:「コスパ良すぎ。冬は少し風が入るけど許容範囲」「システムヘルメットにしては軽めで助かる」
🔹 HJC RPHA 70(軽量志向&スタイル重視派に)
HJCはMotoGPでも実績があり、フィット感やベンチレーション性能も高評価。見た目もスマートで欧州っぽさを感じるデザインです。
口コミ抜粋:「欧州フィットで顔の収まりがいい」「夏の通気性は◎、ただ風切り音はSHOEIにやや劣るかも」
🔹 YAMAHA ZENITH YJ-20(街乗りライダーの定番)
ジェットタイプで開放感があり、価格も1万円台〜と導入しやすいのが魅力。インナーバイザー機能も備えており、通勤ライダーに特に人気です。
口コミ抜粋:「雨の日はやや風切り音が気になるが、価格を考えれば大満足」「操作が簡単で街中使いにぴったり」
私はメガネを掛けているので、ジェットヘルメットの方が使いやすかったですね。
OGKのインナーバイザー付のヘルメットは夏は涼しくかぶることができました。
バイクに乗ったまま飲み物飲めたり、タバコ吸えたりして便利なのは間違いありません。
まとめ|ツーリング派なら“静音性”と“フィット感”を最優先に

どのモデルにも魅力はありますが、ツーリングメインの方には「静音性」と「頭へのフィット感」を重視して選ぶことをおすすめします。
GT-Airシリーズのような静粛性の高いヘルメットは、長時間の走行でも疲れにくく、風切り音も気になりません。
一度この快適さを味わうと、インナーバイザーの便利さと合わせて「もうこれなしでは走れない」と感じると思います。
✅この記事で紹介したモデル一覧
- SHOEI GT-Air3(公式サイト)
- OGKカブト RYUKI(楽天・Amazon)
- HJC RPHA 70(Amazon)
- YAMAHA ZENITH YJ-20(楽天)
- Arai RX-7X / ラパイドネオ(インナーバイザー非搭載)